2024年6月24日(月)~29日までの大綱曳きへ向けた練習や製作風景をまとめました。平日も少しずつ準備が進んでいます。
流し旗製作
西の流し旗は幾つかの場所で文字入れをしているようで、今回はラーメン屋鶴亀堂の裏手の道沿いにあるアパート、コーポレートGの1階にある習字教室にお邪魔してきました。
習字教室にはたくさんの子供達の習字も飾られていました。多くの小学生が習字を習っているようです。その教室で、西の流し旗への文字の書き入れを西のお二人がなさっていました。
もう一人は先輩のお手伝いということで久しぶりの習字だそうです。いい感じに文字入れしています。
更に夕方からは習字教室の生徒さんたちも協力してくれたようで、何枚も字入れしていたようです。
こちらも生徒さんの作品「西招清風」です。
こちらは出来上がった作品に自信満々?笑顔でポーズ♪
全部で120枚以上書き上げたそうです。凄い!西の流し旗は全部で6種類あるようです。流し旗は大綱曳き本番に西御物で配っていると思うので、欲しい方はぜひ当日手に入れて下さいね。
道具製作
シタクが被る兜の製作です。竹細工の型に紙を貼り付けています。
その上から黒のペンキを塗って下地は出来上がり。ここからさらに飾りつけをしていくようです。
津嘉山地域資料館では大綱曳き練習の合間を縫って、旗頭で使用する紐を作っていました。2色の細長い布をねじりながら紐に仕上げていきます。
土曜日の東御物では鉦鼓隊の使用する締太鼓の色塗りが行われていました。
購入したばかりの締太鼓には東の鉦鼓隊のデザインでは必要のない金の模様があったため、それを黒のペンキで塗りつぶしていく作業です。地味ですが鉦鼓隊の統一感を出すために、細かい部分にまで気を使っているのがわかります。
チナブ製作
土曜日、西ではチナブ製作が進行中です。少人数ですが、少しずつ進めています。
チナブは表と裏の両面からの作業も多く、下に潜り込んでの作業も行っていました。
ずっと上を見上げながらの細かい作業はキツそう。
西のチナブ製作ではこのようなクロスした板を使って、チナブを組んでいる竹の角度を確認していました。
片方は既に大きめの竹に挟んでいます。東より製作は進んでいる様子です。
旗頭製作
西は旗頭の製作も捗っている様子です。一番旗の型(写真左)は既に仕上がっているようで、彩色作業に移っていました。梅の花は仕上がっており、周りの装飾の彩色に移るところです。二番旗もメインの型は仕上がっており、装飾を取り付けていました。
二番旗の周囲を囲む竹細工は仕上がっており、自宅にて布を被せる作業に移っています。
布を被せた後は、その上かららせん状に白い布を巻き付けていきます。手作業で等間隔に付けているので、かなり慎重にやっている様子。
仕上がった二番旗の外周の飾り。この後これを丸く曲げて完成となります。
巻きつける布も手作業で丁寧に作成していたようです。
棒術の練習
平日の月・水・金の夜は大綱曳きへむけた各種練習が行われています。棒術も徐々に覚えてきている人が増えてきて、練習にも熱が入ります。
この方は東の棒術練習の先生です。とても丁寧な指導で、みなさん上達しています。
この方(半ズボンの人)は東の棒術先生の師匠のようです。マスターと呼ばれていました。その通りで、型もバッチリと決まっていてカッコいい!シタク専用の棒術の指導も行っていました。
若い世代も参加が見られて嬉しい限りです。
親子でしょうか。三人そろっての練習は楽しそうです。
この方は西の棒術の先生。教えているときの棒術の動きもカッコ良く決まっています。そしてひょうきんな方なのでみなさん接しやすそう。
週3回練習があるので、毎回いろいろな方が棒術を練習していて、日が立つごとに上達が見られます。
特に棒術はペアでの練習が必要なので、多くの人が参加している西は上達も早いように感じます。東も人数を集めないといけないですね。
鉦鼓隊の練習
鉦鼓隊はメインの鉦鼓担当のリズム練習が重要です。何度もリズムを確認してメンバーのリズムが合うように練習していました。
初めて鉦鼓隊に参加する青年会メンバーもいるので、先輩から細かいアドバイスをもらいながら練習していました。このようなOBが指導してくれると助かります。
旗頭の練習
タイヤを使った旗持ちの練習も大分慣れてきた様子。バランスを取るのがうまくなっているように感じます。
旗頭は上を見続けるのが重要のようで、しっかりと上を見てバランスが取れるようにみなさん意識して声がけしています。
本番でも旗を付けて持ち上げますが、この旗が風を受けてさらにバランスをとるのが難しくなるようです。「風と遊べ」という言葉もあるようで、吹き付ける風すらも味方につけて上手くバランスを取れば、重い旗を持つことも楽になると聞きました。練習中の皆さんは本番までに様々なテクニックを身に付けて、立派な旗持ちとして風と遊んで欲しいですね。
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