2024年7月27,28日に津嘉山大綱曳きが開催されましたが、そのときに使用したカナチ棒が現在、津嘉山地域振興資料館へ展示されています。また21年間使用されてきた東西の旗頭の大旗も、新たにホール入口上部へ展示されました。
カナチ棒の展示
今回の大綱曳き後に、津嘉山地域振興資料館ロビーの展示のレイアウトを変更しています。まず、歴代カナチ棒の後ろに今回使用された東西のチナブが立てられて展示されています。そして今回の大綱で使用されたカナチ棒も歴代カナチ棒と同様に展示します。
歴代カナチ棒の上部には「団結」の文字が共通して入っていますが、中央にはそれぞれのカナチ棒に違う文字が書かれています。今回は色々と考えた結果「豊潤」となりました。
字入れが終わり、次はカナチ棒の展示です。しっかりとした足場を作って、300kgもあるカナチ棒をゆっくりとチェーンブロックで持ち上げていきます。
しっかりと垂直になるように慎重に調整します。
垂直にしたら固定します。カナチ棒と台座の間には滑らないように固定するための棒が入っているので、簡単には動かないようになっています。
綱も結んでいきます。上部は簡単な巻き結びですが、中央部のタチムスンと下部のアーケージュムスンは翌日、結び方を知っている方の指導の元で結びました。
4本目のカナチ棒の展示完了です。歴代のカナチ棒に比べて太くて大きいです。直径30cm、長さ3m90cm、重さ300kgとかなり巨大です。ぜひ実物を近くで御覧ください。
右サイドには今回のカナチ人の名前が並んでいます。カッコ付きでピンチヒッターの金城海斗さんの名前もしっかりと書かれていました。
カナチ棒の足元には会場で使われた枕木2つも置かれていました。この形状、一人掛けの椅子にもなりそうですね。
大旗の展示
今回初めて旗頭の大旗を展示することになりました。津嘉山地域振興資料館ホール入り口上部の大きなスペースに展示していきます。
21年間使い続けてきた大旗を飾る準備をしていきます。実際使うときは縄などで縛りますが、今回は展示用なので、ドリルなどで穴を開けてしっかりと固定していきます。
この作業は平日の夜に2日間かけて終わりました。展示の準備を頑張った方々、夜遅くまでお疲れ様でした。
こうやって飾ってみると、東西の一番旗は二番旗にくらべて少し大きいのがわかります。
大綱曳きが無事終わり、津嘉山地域振興資料館のロビーが綱曳き関連の展示でかなり充実してきました。お時間あるときにぜひ見に行ってはいかがでしょうか。
コメント