津嘉山大綱曳き/大綱曳きに参加しよう

津嘉山大綱曳き

綱頭を筆頭に東西の御物(グムチ)が中心となって大綱曳きの準備が進行中ですが、その他にも多くの津嘉山区民が協力しています。津嘉山女性の会や津嘉山青年会、また地域の先輩方や、他市町村に移り住んだ元津嘉山区民など、いろいろな方々が準備に参加しています。
21年ぶりとなる大綱曳きです。今回の記事ではなるべく多くの津嘉山区民の参加を呼びかけるとともに、「自分も何かしら関わってみたい!」と思われている方々の参考になればと思い作成しました。
大綱曳きには様々な形で、出来る範囲で参加できるので、ぜひご協力よろしくお願いします。

自分は東西どちらに参加するべき?

綱曳きは基本的に東西に分かれて、それぞれ東御物構(アガリグムチ)、西御物構(イリグムチ)で作業を行います。昔からの津嘉山区民の方々はそれぞれの門中で東西に分かれているようです。

大綱曳き 東西の分け方
 綱曳は沖縄の多くの村落で行われているが、その東西の分け方は村落内の適当な道を境に村落を二分する形が多いようである。
 これに対して津嘉山の綱曳きの東西の分け方は、かなり以前にはスージーワーキー(筋道分け)であったといわれている。しかし現在では実際にスージーワーキーであったことを記憶しているお年寄りはおらず、綱曳きの分け方はムンチューワーキー(門中分け)といわれ、集落を居住地域によって二分する形は取らず、津嘉山の各家を門中の帰属によって東と西に分けており、このような津嘉山の綱曳きの分け方は数少ない事例と言える。

津嘉山地域振興資料館の展示物より

元々津嘉山に住んでいる人は下の門中表で東西の判断が出来ると思います。

西
ノロ殿内(ヌンドゥンチ)、大殿内(ウフドゥンチ)、西ン屋(イリンヤ-)、門(ジョー)、神里(カンザトゥ)、花城(ハングスク)、桃原、島袋小(シンブクグヮー)、前殿(メントゥ)、仲里、新門(ミージョー)、シリー、南風(フェー)、高安(タケーシ)、東儀間(アガリジーマ)、仲井真(ナケーマ)、川ン根(カーンニー)、仲地ン後(ナカチンクシー)、(※)宮城、(※)喜瀬(チシ)
※厳密には門中ではない
大屋(ウフヤ)、高港(タカンナト)、平安山(ハンザン)、親国(ウェーグン)、仲か(ナーカ)、玉那覇(タンナファ)、東風平(クチンダ)、崎前(サチメー)、島袋(シンブク)、富盛(トゥムイ)、野里小(ヌザトゥグヮー)、城間(グスクマ)、大城(ウフグスク)、與座(ヨザ)、儀保(ギーブ)、上原(イーバル)、津波古(チファヌク)、金城(カングスク)、仲地、(※)前大嶺(メーウフンミ)
※厳密には門中ではない
城間門中のうち上城間と東城間
島袋門中のうち新垣性の家
神里門中のうち家名に城田がつく家
不明 大屋小
津嘉山の門中による東西分け

新しく津嘉山に移住してきた人たちは東西どのように分けたほうが良いかというと、以下の2通りあると言われています。

以前住んでいた場所で東西どちらだったかで判断する
沖縄では様々な地域で綱曳きが行われていたので、東西どちらかに所属していた可能性が高いです。それで判断しても良いでしょう。

好きな方へ所属する
上記のような判断ができない場合は好きなところへ所属するのもOKという意見があります。仲の良い知人がいるから、東が好きだから、西が好きだから、男性を象徴する東がいいから、女性を象徴する西がいいから、など様々な理由で決めても良いそうです。

先日開催された津嘉山大綱曳きの歴史を学ぶ講演会にて、講師の城間さんが来場者の質問に答えていましたので参考にしてください。(動画の1時間2分のところから質問があります)

大綱曳き関連製作物

大綱曳きでは様々な道具が一新されます。全てのものを新しく作り直すので、東西ともにかなりの人員が必要な作業です。流し旗作り、旗頭作り、様々な飾り、竹細工の素材となる竹の削り出しなど、毎週皆で集まって作業しています。時間があるときに少しでも手伝えそうであれば、東西の拠点で作業を行っているので、参加してみませんか?

特に人手が必要な作業が竹細工用の竹の削り出しです。ナイフやカマ、カッター、そして軍手などを持参していただければ助かります。

  • 実施日:基本毎週日曜日、一部土曜日も作業しています
  • 時間:9時~17時
  • 場所:東はノロ殿内(ヌンドゥンチ)青丸、西は大屋(ウフヤ)赤丸

棒術

大綱曳き当日は男性陣の棒術があります。約1時間に渡って披露するので、たくさんの参加者が必要となります。参加者が多ければ多いほど一人ひとりの練習の負担も減り、また一人が覚える棒の種類も減らして完成度を高めることが出来ます。

棒は一人でも多くの男性陣の参加者を必要としています。
下記のスケジュールで練習を行っていますので、ぜひ参加のほうよろしくお願いいたします。

  • 実施日:毎週、月曜・水曜・金曜
  • 時間:19時~21時
  • 場所:津嘉山地域振興資料館

鉦鼓隊

鉦鼓、太鼓、ボラ、ドラなど、スネーイを賑やかに演出するのが鉦鼓隊です。津嘉山青年会が中心となって練習しています。

  • 実施日:毎週、月曜・水曜・金曜
  • 時間:19時~21時
  • 場所:津嘉山地域振興資料館

津嘉山青年会参加希望者は公式インスタグラムからお問い合わせください。

歌踊り

女性が中心となって練習しています。綱曳きの歌やティーサージを使った踊り、太鼓など、幾つかの役割分担がありますが、それぞれ一同に介して練習しています。

  • 実施日:毎週、月曜・水曜・金曜
  • 時間:19時半~20時半(7月からは歌踊りの練習のみ)
  • 場所:津嘉山地域振興資料館

大綱曳き当日の衣装については以下の記事を参考にしてください。衣装を統一して津嘉山大綱曳きに華を添えましょう!

詳細については、女性の会公式LINEアカウントで情報を発信しています。

綱打ち

大綱を作る作業です。一番人手が必要になる作業で、男女含めて600人ほどの区民の協力が必要となります。例年だと男性は綱を作る作業、女性は昼食のカレー作りをやっています。

  • 実施日:2024年7月7日(日)
  • 時間:(確認中)
  • 場所:津嘉山地域振興資料館

大量のワラを編んでいくので、男性は長袖長ズボン、軍手、マスク(細かいワラが舞うので)を用意しての参加でお願いいたします。子どもたちもハサミなどを持って参加してもらえると助かります。

御願綱(毎年の綱曳き)での綱打ちの様子があるので参考にしてみてください。

また大綱曳きの映像については動画が残されているので、こちらも参考にしてみてください。

協賛金(寄付金)を贈呈する

製作作業や棒術、綱打ち、本番の綱曳きに参加できそうにないという方もいるかと思います。そういう方々もぜひ協賛金贈呈という形で参加してはいかがでしょうか。

大綱曳きに参加

本番の津嘉山大綱曳きへの参加ももちろん大歓迎です!大きな綱をみんなで引き合いましょう!

  • 開催日:2024年7月27(土)
  • 時間:17時頃
  • 場所:津嘉山小学校グラウンド

詳細についてはこちらのページで随時更新しています。

21年振りとなる津嘉山大綱曳き。津嘉山区民のみなさんの協力で大成功させましょう!

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