今年は21年ぶりに津嘉山大綱曳きが行われます。そのための準備が各関係者で始まっており、その中の一つ、大綱曳きで使用するカナチ棒用の樹木の選定が終わったそうです。
大綱曳き用のカナチ棒で使用するリュウキュウマツ
東村にあるリュウキュウマツから選びました。大綱曳き用のカナチ棒は太くて長いものが必要です。それに見合った大きなリュウキュウマツですね。
毎年行われる綱曳き用のカナチ棒で使用するリュウキュウマツ
毎年行われる綱曳きでは大綱曳きより少し小さめのカナチ棒となります。こちらも東村にあるリュウキュウマツから選びました。大綱曳き用のリュウキュウマツほど太くはないですが、とても高くて立派です。毎年使われるカナチ棒になるので、丈夫なものを選定しないといけませんね。
カナチ棒とは
カナチ棒(カヌチ棒)とは2つに分かれている男綱と女綱を結合するための棒です。漢字では「頭貫棒」と書くようです。下の写真のように男綱と女綱を結合して、男綱の穴に入れる棒がカナチ棒です。
写真は2023年の試し綱(本番前に試しに綱曳きをする)のときのものです。
津嘉山大綱曳きで使用された歴代カナチ棒
歴代の津嘉山大綱曳きで使用されたカナチ棒は津嘉山地域振興資料館で展示されており、誰でも見ることが出来るので、ぜひ機会があれば御覧ください。大きくて迫力があります。
今後の予定として、東村からカナチ棒用のリュウキュウマツを切り倒し、加工してカナチ棒へ仕上げる工程があります。そちらの作業も引き続きアップして行く予定です。
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