南風原町津嘉山出身の美術家、照屋勇賢さんによる沖縄で初の大規模な個展が開催中です。
HEAVY ずっとそこに暗く深い闇が
POP どこまでも鮮やかな原色
OKINAWA ここから闇と原色のアート
—照屋勇賢消耗品の紙袋が、本来の姿である「木」として立ち上がる《Notice–Forest》、琉球王国時代から続く紅型が、現代の沖縄と世界を翻訳する《結い、You-I》、おもちゃの貨幣を用いて、私たちの日常に普及している「象徴」の力を浮かび上がらせる《Monopoly》—。
本展は、照屋勇賢(てるや・ゆうけん)の初期から最新作まで紹介し、その仕事の全体像に迫る沖縄で初の大規模な個展です。照屋の作品は、heavyとpopが混在する沖縄の現在を投影し、普段私たちが気にも留めない「当たり前」を揺さぶります。それは、あらゆる場所で直面している分断や境界を乗り越えて、これからの世界を共に考えていく未来を想像させるでしょう。
沖縄県立博物館・美術館
会期 | 2023年11月03日(金)~2024年01月21日(日) |
場所 | 沖縄県立博物館・美術館 企画ギャラリー1、企画ギャラリー2 |
観覧料 | 【一 般】¥1,200(¥960) 【高・大生】 ¥800(¥640) 【小・中生】 ¥500(¥400) ※( )は20名以上の団体料金 ※未就学児無料 ※障がい者手帳か療育手帳をお持ちの方と介助者の方1名様は当日料金の半額 ※キャンパスメンバー(沖縄県立芸術大学・沖縄国際大学・専門学校尚学院国際ビジネスアカデミー)の方は( )内の金額を適用 |
開館時間 | 9:00~18:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日、年末年始(12/29~1/3)、1/9(火) ※ただし、1/8(月)は開館 |
照屋 勇賢(てるや・ゆうけん) 1973年生まれ。沖縄県南風原町津嘉山出身。1996年多摩美術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業。2001年ニューヨーク・スクールオブビジュアルアーツ修士課程修了。以降ニューヨーク、ベルリン、沖縄を拠点に活動している美術家。日常生活に存在するオブジェを微細にずらすことにより、通常のものと異なる世界を生み出す。
詳しくは沖縄県立博物館・美術館のサイトを御覧ください。
NHKのニュースでも取り上げられています。映像で企画展の詳細が紹介されており、照屋勇賢御本人も出演しています。
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