津嘉山大綱曳き/カナチ棒伐採・竹採取

津嘉山大綱曳き

2024年4月21日、日曜の朝、津嘉山地域振興資料館前に多くの人が集まりました。
津嘉山大綱曳きで使用するカナチ棒の材料となるリュウキュウマツの伐採と、大綱曳きにまつわる様々な道具を作るための竹を採取するためです。

東村へ出発

東村まで大人数での移動ということで、JA津嘉山店と南風原高校から借りたマイクロバスに、多くの人達が乗り込んでの移動となりました。今回の参加者は80名を超える大人数だったので、マイクロバスに乗り切れなかった方々は自家用車での参加でした。

カナチ棒伐採現場に到着

目的の場所、東村のある畑に到着。全員でカナチ棒となるリュウキュウマツのある場所まで徒歩での移動です。

今回の津嘉山大綱曳きで使用するカナチ棒になるリュウキュウマツ。大きくて立派です。

切り倒す前に御願。全員で手を合わせます。

カナチ棒用の木の伐採開始

チェーンソーを使って切り倒していきます。

太い木だったのでチェーンソーで切り倒すのも一苦労。最後はパワーショベルで押し倒しました。

毎年行う綱曳き用のカナチ棒用の木の伐採

大綱曳き用のカナチ棒候補を無事切り倒した後、毎年行う津嘉山綱曳き用のカナチ棒となるリュウキュウマツを切り倒します。

ここでも切り倒す前に御願します。

こちらはチェーンソーのみで割と楽に倒せました。
切り倒した直後、地響きが伝わります。大綱用よりは小さめの木とは言え、やはり年月を経て成長した木が倒れるときは感慨深いものがあります。

ユニックを使用して切り倒した2本のリュウキュウマツを無事荷台へ乗せ終わりました。

切り株の掘り起こし

お昼休みを挟んで、次は切り株の掘り起こしです。
大綱用のカナチ棒では切り株の部分も使用します。
カナチ棒は大綱が終わった後、津嘉山地域振興資料館内に展示する予定です。その時にカナチ棒を乗せる台として使用するためです。

深くまで大きな根が張っていたので掘り起こすのも一苦労。
根を切るために何台もチェーンソーを使って作業を続けます。
掘り起こした後は土を落とします。

切り株も無事荷台へ乗せ、カナチ棒用の木の伐採はこれで完了です。

竹の採取

カナチ棒用の木の伐採班とは別で竹の採取班も同時並行で作業をしていました。
竹は大綱曳きで使用する様々なものを作るために必要な材料となります。

竹採取班はリュウキュウマツ伐採場所から少し離れた場所へマイクロバスで移動。そこでの大人数での作業となります。

約50人が役割分担をし、流れ作業で竹を採取していきます。

各自持参したカマなどをしようして、竹の採取をしています。

採取した竹を流れ作業で運んでいきます。

竹についている笹の葉はここで切り落とし、その後トラックへと運び、積んでいきます。

大人数での竹採取だったので、午前中でほとんどの作業が終了しました。前回の大綱曳きのときより早めに作業が終了したとのことです。

東村での作業終了

東村でのすべての作業が終了し、カナチ棒用のリュウキュウマツを乗せたトラックと、採取した竹を乗せたトラックは先に津嘉山へと向かいます。

作業に参加した皆さんは昼食を取った後に各自津嘉山へ戻っていきます。
この日は4月ながら天気もよく、真夏のような暑さで気温も30度近くになっていました。
作業に参加したみなさんお疲れ様でした。

津嘉山での作業がもう少し残っています。

カナチ棒用リュウキュウマツ到着

東村からの長旅で伐採したリュウキュウマツが津嘉山まで運ばれてきました。
カナチ棒を作成開始までは東のヌンドゥルチへ保管しておきます。

切り株も同じ場所へ。こうやって見るとかなり大きいですね。

リュウキュウマツを伐採したメンバーで記念撮影。

竹の到着

リュウキュウマツのトラックから遅れて1時間弱、竹を乗せたトラックも到着しました。
竹はすべて合わせて500本ほど。これを東西のヌンドゥルチへそれぞれ250本ずつ運んでいきます。

まずは東のヌンドゥルチへ。ここでも流れ作業で数えながら運びます。

続いて西のヌンドゥルチへ。
ここでも同様に流れ作業で運んでいきます。

無事運び終わりました。かなりの量になります。

今後予定している作業が始まるまでしばらく保管しておきます。

朝早くから夕方まで、長旅と重労働お疲れ様でした。
多くの津嘉山区民の協力で無事終了です。
大綱曳きに向けて区民が一致団結していっている感じが伝わってきます。

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