津嘉山大綱曳きへ向けて東西御物(グムチ)では毎週日曜日に作業を進めていますが、一部の方々が平日も作業をやっています。今回はその様子を見てきました。
6月7日の作業記録
金曜日ですが、西では4,5人ほどが作業していました。写真は西の一番旗。左端に写っているものを見本として作成中。現在骨組みだけですが、梅の花の形が見えてきています。
こちらは一番旗の梅の花の外側の飾り。型を使って丸く整形した竹を組み合わせているようです。
こちらも一番旗の飾りの部分でしょうか。竹細工で編み込んでいます。
こちらは西の二番旗。右奥にあるのが見本です。骨組みだけですが、こちらも完成形が見えてきています。
東も平日ながら5人が参加。少人数でもできる作業をやっています。
これは一番旗に下げるムカデの下部。紐を通す溝を掘っているところです。
こちらは打ちブク(太鼓のバチ)をサンドペーパーで削っているところです。
打ちブクにドリルで穴を開けているところ。
この穴に飾りを通す予定です。
こちらも打ちブクを削る作業。サンダーで先端部分を丸く削っています。
一番旗の外側の丸い飾りを竹細工で編んでいる様子。このサイトの管理人です。何度も失敗して、これが4度目の挑戦です。
平日の空いた時間に東西少人数で少しずつ作業を進めています。
6月8日の作業記録
土曜日。西には6,7人ほど集まっていました。
一番旗を作っている途中で、梅の花の中央部分を見本にしていました。
見えない部分ですが、裏側は竹細工で六角編みされています。
見本を見ながら丁寧に竹で六角編みしています。
西の一番旗の骨組み。先日までは別だった外側の丸いパーツが取り付けられていました。順調に進んでいるようです。
西は道具の製作もかなり進んでいる様子。打ちブクの色塗り・飾りつけが終わっていました。
きれいに箱詰めされていました。残す作業は先端の丸い部分を取り付けるだけでしょうか。
字入れはまだでしたが、流し旗が大量に準備されていました。
こちらは西の流し旗の見本。このような旗を5種類、合計300本作る予定です。
流し旗の紐を縛っている様子。
流し旗は東西結び方をきれいに統一するということで、西の先輩から結び方を教えて頂きました。私は東なので、教えてもらった結び方で東の流し旗も作る予定です。
大きめの紐と棒で結び方を教えてもらいました。巻き結びの後に片結びで完成。
余った紐は内側に向けて、ここに後から飾りを付ける予定です。
西では個人宅にてムカデの製作も進んでいました。
工業用ミシンがないと出来ないような作業でしょうか。とにかく長い。大量のムカデの足を縫っていっています。
東はムカデ製作はこれからということで、先に製作が進んでいる西の方へアドバイスを頂きにきています。
30年前のムカデをバラして、内部構造を見ながら縫い方のアドバイスを受ける東の女性の方々。
旗頭に取り付ける大旗の縫い方について相談。
布が分厚くなっている部分を家庭用ミシンで縫っていたら針が折れたのだとか。やはり工業用ミシンでないと厳しいようです。
東では私一人での作業でした。先日からやっていた一番旗の外側の飾り部分の竹細工です。
半日かけてなんとか2.5mほど編み込むことが出来ました。これを丸く曲げていかないといけないのですが、後日出来ないことが判明して4度目の失敗作となってしまいました。竹細工は難しいです。
大綱曳き本番が近くなるにつれて平日も作業するようになってきました。徐々に形になっていくのは見ていてワクワクします。短時間でも東西御物での作業に参加できる方はぜひよろしくお願いいたします。
参加を検討される方はぜひ下記の記事を参考にしてください。
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